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『しろときいろ ~ハワイと私のパンケーキ物語~』配信記念 日本人女性オーナー誕生秘話

エッグスンのストーリーを基にしたドラマ
『しろときいろ ~ハワイと私のパンケーキ物語~』
Amazonプライム・ビデオ配信記念
日本人女性オーナー誕生秘話 もう一つの「しろときいろ」

今月末の、2018年2月28日よりAmazonプライム・ビデオの新しいオリジナルドラマシリーズ
『しろときいろ ~ハワイと私のパンケーキ物語~』の配信が開始されます。この作品は「日本でのパンケーキブームの火付け役でもあるエッグスンシングスの日本進出を果たした女子大生と彼女を支えた家族と仲間達の実話に基づくサクセスストーリー」という内容。しかし、この作品では知りえない真実があるというのをモーハワイ編集部が聞きつけ、ドラマの公開を前に日本人女性オーナーである縄野由夏さんにインタビューさせていただきました。今回は、特別にお借りしたドラマ撮影時の写真とともにお届けします。


写真右が日本人女性オーナーである縄野由夏さん。写真左は「しろときいろ」の総監督本木克英さん。

モーハワイ)
この作品では知りえない真実があるとのことですが、ズバリどんな点が異なるのですが?

由夏さん)
作品では、女子大生のサクセスストーリーとなっていますが、実際に私がエッグスンシングスを前オーナーから受け継いだのがちょうど10年前の2008年なんです。確かにエッグスンシングスとの出会いは、私が大学生の頃ではあるのですが、実際に受け継ぐ30代後半になるまでは、15年以上の歳月が流れているんです。


サラトガ店での撮影時の様子。

モーハワイ)
そうなんですね。エッグスンシングスのオーナーになりたいと思ったきっかけは、その頃に生まれたのですか?

由夏さん)
初めて訪れた時は、その料理の美味しさや観光客&ローカルで賑わうアットホームなお店の雰囲気に、すぐにお店のファンになりました。私は小学校1年生~中学校1年生までの間、父の仕事の関係でデトロイトに住んでいたので、アメリカスタイルの朝食やパンケーキなどは、家族で日頃から慣れ親しんでいました。しかし、エッグスンシングスのパンケーキのふわふわモチモチ食感やたっぷりのホイップクリームに衝撃を受けたのはもちろん、他にも多彩で美味しい料理が揃っていて「こんなお店がに日本にもあったらいいな」という思いを抱きました。


撮影用に準備された多彩なメニュー。

モーハワイ)
その後どのような心境の変化があったのですか?

由夏さん)
その後、社会人となり10年以上の間にハワイに何度も足を運びましたが、その度にお店のファンとしてエッグスンシングスを訪れて、お店への思いが膨らみました。その際に、ハワイの友人の紹介で前オーナーである創業者のジャン・フクナガさんとも出会ったのです。当時お店には、私と同郷(神奈川県藤沢市出身)であるヨシさんというベテランの日本人女性スタッフもいらっしゃって、ジャンさんやヨシさんに「このお店の大ファンで、日本でもこんなお店を出店したい」という気持ちを伝えました。

そして歳月は流れ、ジャンさんがリタイアを検討していると伺いました。その当時からエッグスンシングスは人気店でしたし、日本企業からのオファーも引く手数多だったと思います。しかし、私がエッグスンシングスへの熱い思いを持っていることを、ヨシさんがジャンさんに後押しをしてくれた甲斐もあって、飲食店未経験者である私に「本当にお店をやる気があるのか?」とジャンさんから声をかけていただけました。ただ、日本での出店ではなく、まずはハワイのお店も従業員もそのまま受け継いで欲しいというのが条件でした。もちろん、お店の大ファンであった私は快諾し新オーナーとなりました。


撮影を見守る由夏さん。

モーハワイ)
オーナーを受け継いだ後のビジネスはいかがでしたか?

由夏さん)
当時エッグスンシングスはワイキキの西側のカラカウア通り沿いにあったのですが、リース契約も終了しておりクローズしている状態。なので、新しい店舗探しからスタートしました。ワイキキじゅうを歩き回り、現在のサラトガ店の場所にたどり着きました。この建物は1950年に建てられたもので、大木の脇に佇むヒストリカルビルディング。一目惚れして、ここでお店を開きたいと心に決めました。また、その際にのちのワイキキ・ビーチ・エッグスプレス店やアラモアナ店となる場所も他のテナントが入ってはいましたが、いずれはここにもお店を開きたいと心に決めていました。
サラトガ店のオープンを決めたものの、工事や役所許可などが思いどおりに進まず、ヤキモキする状態が続きました。また、当時は子供がまだ小さかったため、日本にいる母に預けハワイで仕事する日々が続き胸が張り裂けそうな思いや、「お客さまに来ていただけるのだろうか?」というプレッシャーに押しつぶされそうになることも多々ありました。
しかし、そんな時に助けてくれたのがエッグスンシングスに長年勤めたスタッフ達。店舗づくりの作業に協力してくれて、2009年3月10日に無事オープンすることができました。オープニングの早朝からお店の前には長蛇の列が出来ていました。。そんな様子を見た前オーナーのジャンさんが涙いっぱいにしていると思ったら、この日はもう一人の創業者である亡きご主人ジェリーさんの誕生日でもあり「ジェリーも喜んでいるはずよ」と告げられたのです。偶然の一致ではありますが、今となってはジェリーさんの誕生日と再オープンの日が重なったのは運命的なものだったのかもしれないと思うようになりました。


撮影時、Waikiki Beach Eggspress店は廃墟のようなセットが組まれました。

モーハワイ)
その後の出店はいかがですか?お店づくりで工夫された点はありますか?

由夏さん)
ワイキキ・ビーチ・エッグスプレス店やアラモアナ店のロケーションで営業をしていたテナントが次々と閉店し、希望通りに2号店、3号店とオープンもしました。また、パンケーキミックスに加えてオリジナル商品の販売を開始したりメニューの充実も計りました。エッグスンシングスには40年以上勤め上げる生き字引のようなベテランスタッフなどもいるので、昔のお店で提供していたメニューをヒヤリングして復刻させたり、新しいメニューも開発しました。日本の方にはパンケーキやオムレツのイメージが強いかもしれませんが、アメリカの人気グルメ誌であるフード・ネットワーク・マガジンのランキングでは、「アヒステーキ&エッグ」がハワイのNO.1朝食に輝いたこともあるんですよ。また、現在アラモアナ店のみは、午後以降アルコールも提供しているので、おつまみとなるメニューも充実させています。
もちろん、この10年の間にハワイ以外のグアムやライセンシーを通じて日本、シンガポールにも順調に出店し、今年初夏には直営5店舗目となるオアフ島西のコオリナにも出店します。


多くの人を魅了し続けるエッグスンのパンケーキ

モーハワイ)
読者の方にメッセージをお願い致します。

由夏さん)
飲食の経営未経験者であった私が、エッグスンシングスのオーナーになれたのも、大好きなお店への熱意を諦めずに持ち続けたからだと思っています。そんな思いが『しろときいろ ~ハワイと私のパンケーキ物語~』で描かれていますので、夢を持つ多くの方に見ていただきたいと思っています。

また、アメリカ本土と日本で育った私が、その中間点であるハワイのエッグスンシングスに関わり、日本におけるパンケーキブームの火付け役となれたのも何かの縁と思います。今後も、多くの方に美味しいエッグスンシングスの味を提供し続けたいと思いますので、ぜひお店にもお越しください。

お店の詳細は・・・https://www.eggsnthings.com/ja/

作品詳細
Amazonプライム・ビデオ『しろときいろ ~ハワイと私のパンケーキ物語~』
配信開始日: 2018年2月28日平日月~金曜の各日1話15分、5週連続更新となる全25話の配信予定。
出演: 川口春奈、時任三郎、財前直見 他
公式サイト:shirotokiiro.jp http://shirotokiiro.jp/
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